こんにちは
生きづらさ解決コーチの冨永真佑(とみながまゆ)です。
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さて、今日は親御さんには不快かもしれないのですが、「親の言うことを聞いて人生を設計しようとすると大きく間違ってしまう場合がありますよ」というお話しです。
思い当たる方は読んでくださいね。
目次
親の言うことは聞いてはダメ!親の言うとおりに生きなくても、親不孝にはならない。
今までも何度となくお話ししていますが、私はいわゆるアダルトチルドレン(機能不全家族)に育ちました。
ちなみにアダルトチルドレン(機能不全家族)は人口の8割とも言われています。
私の場合、子供の頃から親の考え方=かくあるべき論が強すぎて(過干渉)、何をやっても褒めてもらえませんし、母親が心から楽しそうに笑っている姿とかほとんど記憶にありません。
家庭が明るくないのは、やっぱり良くないですね。
そこまで極端でなかったとしても、親との関係に悩む人って決して少なくはありません。
親子関係が良好か良好で無いかは子供の人格形成に相当影響します。
子供は親が大好きですし、知識が無いからこそ困った時にどうしたらいいかを親に聞くのは当然です。
ですが、親自身も経験のないことは答えられなかったり、 生きてきた時代が違いますから、親の言うことが正しい保証は本当はどこにもないんです。
あなたの人生はあなたのためにありますし、親の言うとおりに生きなくても、決して親不孝ではありません。
親の言うことは参考にしても良いですが、最後、決めるのはあなたなのです。
なぜなら、こういう理由があるからです。
1.時代の差からくる選択肢の誤り
例えば、私の母の時代は、女性は職業を持ちませんでした。
ある程度の年齢になるとお嫁に行き、子供を産み育てるというのが当たり前でした。
専業主婦が一般的な時代。 選択肢そのものが自由度がなかったので、世間的にそうするのが当たり前。
そういう価値観の中で母は育っていましたし、それは私の青春時代もまだまだ同じでした。
「寿退社」という言葉を聞いたことがありますか?
ほんの30年前までは大学を出ていようと高卒であろうと、女性は数年働いたら結婚して寿退社する。
まだまだそんな時代だったのです。
ですが私が24歳の時にバブルは弾け、とてもではありませんが、男性だけの収入では生活が出来なくなりました。
今では専業主婦の方が珍しいくらいです。
ここに、専業主婦世帯と共働き世帯というグラフがあります。
【参照元】
たった30年でこんなに変わったんですよ。
そんな未来予測は当時誰にもできなかったかも知れません。
ですが、これが現実です。
私の場合はバブルの崩壊した25歳以降、女性がどんどん社会進出するのが当たり前になってしまったわけで。
私は高卒でしたが、その後の社会情勢と私自身に進学の意思はあったので、大学は行かないより行っといた方が職業選択の幅はきっと広がったことでしょう。
職業に対しても同じですね。
私の頃は終身雇用が一般的でした。
転職なんて言葉はありませんでしたし、男性は一度入社した会社に一生骨を埋め、その代わり安定した収入と老後を約束してもらっていたのです。
でもこれもご存知の通り、バブルの崩壊で終身雇用など、もう二度と戻ってくることはないわけです。
日本人はブランドに弱いので、今でも大企業に就職することが正しいと信じている親御さんはたくさんいらっしゃると思います。
ですが実際蓋を開けてみると、3年以内に3人に1人は転職をするわけですし、入社式当日に退職願を出してしまうような人もいるわけです。
ましてや前回ご紹介してきたように、これからはコミュニティ中心の村社会になって行きます。
トップダウン形式のヒエラルキーは崩壊し、価値観が大きく変わっていくんですね。
あなたはまだまだ未来を生きる人なので、未来に対応できる人間にならないといけないんです。
そういう意味では、いくら親があなたのことを思っていたとしても時代の違いだけは親にはどうすることもできないのです。
2.魂の違い
人間には、魂にレベルがあるということも以前お話ししました。
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親子であっても顔かたちが違うのと同様に、あくまで別の人格で、この世に生まれてきたタイミングが親の方が先であっただけで、魂のレベルや、どんな人生を送るべく生まれて来たのかは親にも分からないことなのです。
私が、「これからは物質ではなく、精神(心)の時代ですよ」というのは、自分自身の体験からもそう思いますし、スピリチュアル的な考え方がここ10年ぐらいで一気に広がってきたのも、精神について今まで学べる環境が無かったのです。
当然あなたの親御さんもご存じないことでしょう。
私は本当は大学に行って教員になりたかったのですが、経済的な事情もあり、かつ「女の子に学問はいらない」という母の一言で大学進学させてもらえませんでした。
地元の企業に就職し、母は満足していましたが、私は少しも楽しくありませんでした。
子供の頃から虐げられていたので、反発しても受け入れられてもらえないと思い込まされていたのと、勉強がだんだん難しくなって、受験する自信もなくなってしまっていました。
それでも母が「頑張ってみたら?」と言ってくれていたら、間違いなく受験はしていたんです。
道を閉ざされた結果、私はもう一つの夢である俳優になりたいという気持ちのままに親の反対を押し切って上京してきたわけですが、私の家族には芸能を目指すような人間は私以外にはいません。
教職についている人もいません。
どちらの道だったとしても、親戚にもいませんから、なぜ私がそういう魂で生まれてきたのか?全く分かりません。
いろんな紆余曲折を経て、今こういうことをやっている(会社員に向いていない)わけですから、私の魂はそもそも母が望むような生き方は最初から無理だったということですね。
3.時代が変わると求められるものが変わる。10年ひと昔が、これからは5年ひと昔3年ひと昔になっていく
インターネットの普及により、とにかく時代は大きく変わりました。
25年前、Windows 95解禁されてから現在に至るまで、インターネットがあったからこそ生まれたサービスや価値観は今更元には戻せません。
AIがもっと本格的に日常に入り込んでくると、もっとそれを強く感じることになるでしょう。
今では女性が40代で初産をすることは珍しくなくなりましたが、親と子供が40年のブレがある。
最低でも30年前後のブレがあるわけですから、どうなるか分からない未来に向かって生きていく子供に、親が教えられることなんて本当はほとんどないんです。
10年ひと昔という言葉がありますが、これからは5年ひと昔になり、3年ひと昔になっていくかもしれません。
老いては子に従えという言葉があるように、時代の中核を担っていく人がその時代を引っ張っていけばいいわけで、情報やモノが溢れてしまったこれからの時代に一番必要なのは、それらを集約してどう活かしていくかを考えるアイデアや知恵を柔軟に発想できる人なんです。
今まで以上に、起業家と呼ばれる人たちが出てきて世の中をどんどん変えていきますから、一昔前の大企業的発想に縛られていると、その人たちは多分もっと生きづらくなってしまうのです。
親の言うことは聞いてはダメ!血の繋がりと人格は別。子供は親の分身では無い
親はつい子供を自分の分身のように思ってしまいます。
未熟だからこそもどかしく感じることもあったり、自分の価値観でそれは違うと決めつけてしまったり… 愛情があるからこそではあるのですが、そもそもその子が持って生まれた魂はどこにあるのか? 何をすることがその子にとって一番あっているのか? 親の本当の役目はそれだけなのです。
ですが、それを考えてあげられる親というのが意外と少ないと思うのです。
最初から趣味の合わない服を着ていたら嫌で脱ぎたくなるのと同じように、その子に合った服を着せてあげること、一緒に探してあげることが親の務めなんですね。
親子関係で苦しんでいる方は、こんな考え方をしてみて下さい。
私のようにアダルトチルドレンで苦しんでいる方は、相当個性的な親に育てられたわけですですが、親を一人の人間として冷静に見た時には、「魂が未熟なんだな」そう思えるようになった時、執着するのを止めることができました。
怒りとか悲しみとか、子供の頃に愛してほしかったのに、こうしておいてくれたら自分はこんな人生じゃなかったのに。
私も結構ぐじぐじと長年引っ張り続けました。
どうしたら自分の気持ちが収まるのか?その方法が分からなかったからですね。
ですが今は、自分の生きたいように生きればいい。
だただそれだけのことだったんだと思います。
生活のためにある程度やりたくない仕事をやるのはいいのだけれど、これが自分の本当にやりたいことではないと思ったら、何か違うことを行動に移すことっていくらでもできる。
むしろ親の時代は、今ほど選択肢がなかったですし、自由度もなかったわけです。
考え方によったら今は本当にありがたいい時代なんだなと思えるようになりました。
そして近未来には、トップダウンのヒエラルキーはなくなって、同じ考え方や志しを持てるコミュニティが複数出来、村社会になる。
私はこれを本当に信じますし、実際そうやっていかないと生きづらい人ばかりが増え続けて、日本は崩壊してしまうと思うんです。 だからこそあなたも自分が生きづらいと感じているのであれば、勇気をもって、どうしたら生きやすくなるのか自分は何を望んでいるのか? そこだけを追求してください。
誰かを恨んだり執着しても相手は変わりませんし、あなたの気持ちをわかってくれることも残念ながらありません。
あなたが成長した時、あなたの見方が変わった時に、物事は必ず解決します。
じぶクリでは親子問題についてのコーチングを行っています。
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本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
1.親子関係に悩む人は少なくない。あなたの人生はあなたのためにある。親の言うとおりに生きなくても、親不孝では無い。
2.親は自分の経験と価値観でものを見ている。アドバイスとして受け入れるのはいいが、最終的に決断するのはあなた
3.子供は親の分身では無い。魂が違う以上、別の人格であるのが当然
4.生きづらさの原因が親である人はたくさんいる。けれど、あなたは自由。それが大人だから。
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