心をはぐくむ演劇教育じぶんクリエーションアカデミー

いじめっ子にこそ演劇教育を!人をいじめるのは心の潤いが足りていないことが原因

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心をはぐくむ演劇教育 じぶんクリエーションアカデミー
冨永真佑(とみながまゆ)です。

 

いきなりですが、

いじめっ子の特徴と言えばどんなイメージがありますか?

 

自己肯定感が低い。
なので、嫉妬心が強い。
その原因は小さい頃から人と比べられて育った。
あるいはプライドが高い。
なので、周囲に認められたい。

 

こんな感じでしょうか?

 

 

いじめ問題は、いつの時代も大きな問題になり、いじめをきっかけで自殺をする 子供はあとを立ちません。

 

学校でも、いじめ問題の対応はやっていると思いますが、日本では少年法に守られてしまい、いじめた側のプライバシーは出てきません。

 

ワイドショーなどでも、どんないじめを受けたのか や、 いじめを受けた側の親の情報や学校の対応ばかりが あり、肝心のいじめた側の心理や、理由に深く突っ込んでいません

 

いじめっ子が悪いとか、育てた親が悪いとか、そういう次元ではなく、いじめっ子にはいじめっ子なりのいじめたい理由があります。

 

その理由を学校や親が知ることこそが、いじめを無くすために必要なことではないでしょうか?

 

 

今日はいじめっ子にこそ、演劇がとても有効ですよ!というお話しです。

 

長文を読むのが苦手な方はこちらの動画でどうぞ

 

 

便利さと豊かさの代わりに失ったもの…それは人と人のつながり、そして温かさ

私が子供のころ(昭和40年代の後半から50年代前半)は、日本はまだまだ高度経済成長期で今のような便利さはまったくありませんでしたが、人の心はもっと温かく、人間的つながりは深かったと思います。

 

田舎だったせいかも知れませんが、近所の子供は毎日一緒に遊んでいました。

 

いちいち「グループに入れて」などと申請しなくても、同じところに住んでいれば毎日一緒に遊びました。

 

「今日遊べる?」

などとお伺いする必要もなく、毎日決まった時間に

 

「〇〇ちゃん、あそぼー」

と言って、朝から夕方まで走り回っていました。

 

 

当然年齢差もありますから、兄弟のいない子も下の子が入ってきたら、それなりに面倒を見てあげなければいけない。

 

 

環境というのは知らない間にどんどん変わっていきます。

 

何かが便利になり、何かが豊かになっていくと、その分失われるものがあります。

 

それが今、「人の心」という部分で如実に現れているのではないでしょうか?

 

 

有名大学に入って学力が高くても信じられない事件を起こす人もいますし、学校での陰湿ないじめは相変わらず無くなりません。

 

また、いじめられた子だけではなく、いじめた子の心理というものに深くフォーカスを当てる報道が少ないことをとても残念に思います。

 

いじめっ子の特徴で挙げられているのは、たいていが「心の栄養不足」から起こるものです。

 

小学校でそれが起こるのは、やはり「家庭での教育」が影響していると言わざるを得ません。

 

あなたは「機能不全家族」という言葉をご存知ですか?

 

日本の機能不全家族は全世帯の8割。決して他人事ではないのです。

機能不全家族とは、

「子育て」「団欒」「地域との関わり」といった、一般的に家庭に存在すべきとされる機能が、健全に機能していない家庭の問題を指す。

 

そしてこの機能不全家族で指摘される問題は、家庭内での不健全な事象よりも、その機能不全家族の中で育った子供への悪影響を問題として指摘する場合が多い。

 

つまり、機能不全家族内で育った子供は、機能不全な環境や考え方が当たり前であるかの様に認識して成長するケースが多く、また幼少期の重要な人格形成において愛情を得る機会が非常に乏しい事などにより、自己愛・自尊心、他者への共感、他者の苦しみに対する理解等に欠けた人間にもなりやすい。こうして、機能不全家族の中から「社会と健全な関係を築くことができない大人が輩出されてしまう」という結果が生じることになる。

 

決して他人事ではなく、機能不全家族は全世帯の8割と言われています。

 

親に悪気はなくとも、子供がどう感じているかは子供にしかわかりません。

 

家庭内で満たされなかった何かが知らず知らずのうちに屈折しているということは十分に考えられますし、

 

「うちは関係ない」

 

と簡単に捨てることはして欲しくありません。

 

 

【画像は引用】

 

これは、2013年にフジテレビで嵐の櫻井翔さん主演で放送された「家族ゲーム」です。

 

もっと年代が上の方は、松田優作さんが映画で演じられましたし、長渕剛さんはドラマで演じられました。

 

外から見ていると普通の家族ですが、中に入ると問題だらけ。

 

鹿賀丈史さん主演で2時間ドラマにもなりましたので、何度も制作されるほど問題作だった。

 

機能不全家族はどこの家庭にもありうるのです。

 

 

 

いじめっ子が実は過去にいじめられっ子だったという話しはよくあります。

 

自分がいじめられるのはもう嫌だから、いじめる側に回ったなどという元いじめっ子の告白もあります。

 

 

これは、部活動にも同じ現象がありますよね?

 

先輩に厳しくされたから、後輩にもそうしつける。

 

先輩への憤りなら、先輩に返せばいいと思うのですが、自分もされたから、他の人にもするのは悪いことでは無い。

 

という変な風習が、「風習」だと認識されていない。

 

 

人をいじめるという行為は、どんな理由があったとしても、その人にそれをやることに抵抗が無いという根本的な心の問題があります。

 

どんなに自分がいじめられても、だからいじめっ子に回ったというのは理由にはなりません。

 

人をからからかったり、意地悪をしたり、人の不幸を喜んだりするのは、そういうことに抵抗感が無いからできることでは無いでしょうか?

 

 

今、そういう心理状態である、いじめっ子に

 

「いじめはやめよう!」

 

と言ったところで、人は何かしらその人なりの理由をもって行動しています。

 

悪いことだという認識はあるから、あからまさにやらないけれど、でもいじめ自体はやめたくない。

 

これはいじめられっ子に対して特別な思いがあるわけではなく、標的は誰でもよくて、たまたま目に止まった子をいじめただけというのが本音では無いでしょうか。

 

だとしたら、いじめっ子の心理を責めるのではなく、理解してあげる。

 

何かが不足しているから、その不足をいじめという行為で埋めようとしている。

 

あるいは、人間の尊厳について学ぶ機会が無さすぎたから、命の大切さについて鈍感になっている。

 

ということだと思うのです。

 

すべては教育に始まり教育に終わる。人間は理解ではなく、体感できた時に自ら変われる

これらのことは、家庭という教育の場で親が責任をもって教えてあげなければいけないことですが、上記のように親自体も正しい子育てがわからずに迷っていれば、すくっと育たないのも当然です。

 

前回、モンテッソーリ教育のお話をしましたが、幼稚園時代から日本の教育は「心をはぐくむ」ことを忘れているのです。

 

【関連記事】

将棋の藤井七段も受けていた!今話題のモンテッソーリ教育。演劇教育との共通性の多さにびっくり!

 

すべては、教育です。

 

心をはぐくむ教育をやっていこうとしないから、こういうことがいつまで経っても消えないのです。

 

心が満たされ、充実していれば、人を蹴落としたり、人が悲しむ姿を見て喜んだり、優越感に浸ったりなんてことは確実に減ります。

 

私がじぶクリに「心をはぐくむ演劇教育」というサブタイトルをつけたのは、そんな想いからであり、また演劇には「心をはぐくむ」のに必要な、すべての要素が隠されているのです。

 

 

さて、三つ子の魂百までと言いますが、人の脳は3歳までに約80%完成するそうです。

 

 

心がはぐくまれる環境も、脳が作られる胎児期の初期から始まり、3歳ころまでにその基礎がほぼ出来上がる。

 

【参考記事】

医師が警告!「3歳までの育て方」ここに注意

 

人の言動、行動はすべて脳が司っていますが、ここにあるように3歳までに80%は定着するそうです。

 

わかっているけど、ついやっちゃう

 

そう思ってしまうことは、日常生活で誰にでもあることですね?

 

だからこそ、自分で意識してこれはやってはダメだと本人が強く感じない限り、悪いことをしているという認識があるようで、結局は無いのです。

 

演劇は役を通して気づきの場を与えてくれる。最高の人間成長の訓練場

演劇をやっていくと、いろんな役が回ってきます。

 

自分ではあまりやりたくないなと思うものもありますし、これは凄くやりたい!と思えるものもあります。

 

私は、上京したての頃はとてもプライドが高くてわがままでした。

 

凄くやりたい役があったのに、それは私には回ってこず、Aさんがやることになった。

 

けれど、Aさんは演技が上手では無い。

 

「ああ、そこのセリフそうじゃない!」

 

そう思うとイライラしてくるんですね。

 

私の方がもっと上手くやれるのに!

 

なんで私じゃないの?!

 

 

恥ずかしながら、20代はそんな嫉妬を何度となくやりました。

 

自分に与えられた役にしっかりと向き合わず、とても中途半端にやりました。

 

 

けれど、ずっと後になって後悔したんですね。

 

主役だからとか、出番が多いからとか、役にいいも悪いも無いのだと。

 

その時の私には、やりたかった役ではなく、他の役がいいと演出家が当てたのなら、私がやる意味があったはずなのに、そこにはちっとも目を向けなかったわけです。

 

むしろ、やったことの無い役をやることは、ありがたい経験なんだと、本当にかなり後になって思うようになりました。

 

そうやって、役という他人を演じさせてもらうと、自分が見ている世界以上のものを役が教えてくれることはたくさんあります。

 

最初はただの疑似体験かも知れないけれど、役に感謝できると、演劇の奥深さをジンジン感じられるようになるのです。

 

 

演劇教育は、日本ではあまりにマイナー過ぎて、とてももったいないと思ったことが、じぶクリ開校の理由ですが、「心をはぐくむ」ことは、人生においてずっと絶やさず続けていかなければいけないことですし、それが誰でもない、自身の成長へと繋がるのです。

 

思いやりの心をもって!とか人のことを考えよう!とか言われても、自らが「本当にそうだな」と体感しない限り、なかなか定着は難しいです。

 

なぜなら、脳が覚えてしまっていて、「わかっているけど、やっちゃう」ので。

 

それを変えるには、頭で理解するのではなく、「体感」すること

 

 

それを教えてくれるのが演劇なのです。

 

 

いじめっ子にも、きっと何か足りていない心の疼きがあるのでしょう。

 

それをぜひ、役を通して見つけて欲しいですし、気づいて欲しいなと思います。

 

 

じぶクリは来年度の開校を前に体験ワークショップを行います。

 

年内、入会金0円キャンペーン中です。

ワークショップのご参加をお待ちしております!

 

 

本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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