こんにちは
生きづらさ解決コーチの冨永真佑(とみながまゆ)です。
じぶクリについてはこちら
学力を重視した教育で、家庭でも受験の為の勉強を子供に求め、とにかく勉強をしなさい!と成績向上を求めている親御さんは今でも多いのではないでしょうか?
またその逆に、コロナの影響で上手く機能しない学校に対して疑問を持つご家庭も増えているのではと思います。
学校の勉強って本当に正しいのでしょうか?
良い成績が取れれば、本当に将来困らないのでしょうか?
最近は、学力はあり、IQは高いけど人と付き合うことが苦手だったり、相手の気持ちを汲んであげることができないと言った大人が増えています。
これからは成人の時代(心)の時代に移っていきます。
そんな中で重要となってくるのはIQでは無く、EQ(心の知能指数)
今日はこれからの時代に必要になってくるEQについてのお話しです。
目次
IQよりもEQ。AI時代に必要なのは創造力と人間力
大人になっても常に悩みの種になるのは「人間関係」です。
誰と出会い、どんな人間関係の中で日々過ごすのか?は、人の人生を変えると言っても過言ではありません。
学校でも、お友達と言い合いになった時やぶつかった時に問題をうまく解決できなかったり、もう学校はいきたくない!と友達との関係を拒絶してしまうなんてこともあるのではありませんか?
勉強はしっかりできるのに、うちの子は対人関係が苦手で。。。
なんて話しもよく聞きます。
その理由は、IQ(知能指数)では無く、EQ(心の知能指数)が低いからです。
一昔前まではIQ(知能指数)が高いと凄い!と言われる時代でした。
TVでは高学歴、高IQの芸能人がクイズ番組に答え、次々と勝ち抜いていく様が放送されていますよね?
ですが、学校で学んだことなんて、大人になったらほとんど使わないという声もよく聞きますし、私もそう思う一人です。
そこでこれからの時代に注目したいのはIQではなくEQ。学力ではなく創造力と人間力なのです。
学歴よりも人間力。EQを高めることが幸せな人生の近道
さて、EQとは、何でしょうか?
EQとは、
心の知能指数、英:Emotional Intellihgence Quotient)
仕事への取り組み姿勢や人間関係への関心の度合いなどを感情という視点から測定する指数
コトバンクより引用
です。
仕事への取り組み姿勢や人間関係への関心の度合いなどを感情という視点から測定する指数
高学歴でも会社に愛着が持てず、仕事へのモチベーションが上がらなければせっかくのIQも活かせません。
人と関わることが苦手。ニート、引きこもり、と呼ばれる子たちの中にだってIQの高い人はもちろんいます。
けれど、社会と関わっていくことが出来なければ、せっかくのIQも活かすことが出来ませんよね?
時代の変化とともに、社会も企業も求める人材が変化していることを、まず親御さんが理解することが肝要なのです。
IQよりもEQ。子供はもともと好奇心の塊。EQを伸ばすには親の意識変革が必要
子供時代というのは誰でも好奇心が旺盛です。
元々の性格にも寄りますが、基本、「なんで?どうして?これなあに?」の塊のはずです。
知らないことを知りたがる。興味のあることはやってみたがる。
触ったり、においをかいだり、口に含んでみたり…
赤ちゃんの行動ってそうですよね?
幼稚園に行くようになると、お友達と一緒に遊ぶという集団行動を楽しむようになりますし、仲の良いお友達が出来れば、毎日早く幼稚園に行きたい!という言葉も出てきます。
それが、小学校に入り、少しずつ変化を見せ始める。
学校と家庭の往復で、多くの時間を決められた環境で過ごす子供にとって、重要なのは「家庭教育」です。
私も自分が子育て中には決して良い親では無かったなと反省することしきりですが、今はネット社会。
時代の変化やニーズ、知恵はいくらでも探せる時代になりました。
親御さんがどんな環境でどんな生活スタイルでお子さんを育てるのか?
ここに大人になった時のお子さんの未来がかかっていると言っても決して過言ではありません。
日本の幼児教育は子供の可能性や好奇心に制限をかけている
大きくなってから「うちの子は勉強が苦手で」「片付けが下手で」「言うことを聞かなくて」とつい愚痴を言ってしまうお母さんには耳の痛い話かも知れませんが、こんな記事があります。
【参考記事】
【幼児教育】生後6週間から5歳までがカギ!将来の親子関係を良好にする「質の高い教育」とは?
この記事の中で、
生後6週間から5歳までの教育が、大人になってからの親子関係や就職に決定的な影響を及ぼす
とありますね。
最終的にお子さんの教育の責任は、学校では無く、未就学時代の親御さんの教育にあるのです。
いずれにしても、日本の幼児教育は親や先生の教えることが正しいという主観から、子供の可能性や好奇心に制限をかけてしまっている。
これは以前モンテッソーリ教育の記事でも触れさせていただきました。
EQとは
(1)セルフ・コンセプト(心内知性)、
(2)ソーシャル・スキル(対人間関係知性)、
(3)自分と他社の状態を同時に認知できるモニタリング能力(状況判断知性)の3つの知性
によって構成されるそうですが、
ちょっと難しいので、もう少し噛み砕くと、
■好奇心(新しい知識や経験を追い求める)
■勤勉性(真面目に物事に取り組み、努力する)
■コミュニケーション力(積極性に富み、交渉なが円滑に進む)
■協調性(仲間と協力し、共感できる)
■セルフコントロール(精神を安定させ、緊張や逆境に強い)
だそうです。
どれも穏やかで明るい家庭環境ですくすく育てば、最初から子供が持ち合わせているもののように思いますが、いかがでしょうか?
せっかく持って生まれた子供らしい能力を、大人の価値観で潰さないように親が気遣ってあげることが大事だと改めて感じました。
ちょっとした親の気遣い、工夫でEQは高められそうです。
思考は変革しようと思った時から、軌道修正可能
もううちの子は5歳なんてとっくに過ぎてる。もう無理なの?
と思われたお母さん、思考は変革しようと思った時から、軌道修正可能です。
もし、うちの子はEQが育ってないかも?と思われたら、ぜひ今からでも以下のことに取り組んでみてください。
1.子供が質問してきたら、忙しくてもしっかり対応してあげる。
2.歌やダンス、絵や自然に触れるなど、想像力を豊かにする機会を工夫し、一緒に作ったり、触れたりして楽しい時間を過ごす。
3.愛情表現としてたくさんスキンシップをしてあげる。
4.わからないことは一緒に調べ、すごいねー、知らなかったねー、面白いねーと言って一緒に楽しむ。
5.常に子供が聞いてきたことよりもプラス1の質問を投げかけてあげる。
こういったことを幼いころから繰り返していると、否が応でもEQや創造力は培われます。
育児は手間をかければかけるほど、後が楽になります。
クリエイティブ脳と感情の関係。多角的な思考力を養うなら、感情の訓練は重要
そして、これらのことをやっていると育ってくるのが「感情」です。
心が安定しているというのはコミュニケーションの場でとてもカギになってきます。
クリエイティブ脳と感情について興味深い記事がありましたので、シェアしますね。
【参考記事】
脳の仕組みを知ればひらめきは起こせる、「クリエイティブ脳」の作り方
ここに、
これまでの研究では、感情がネガティブなときほど論理的思考がはたらき、ポジティブなときほどクリエイティブになる、つまりひらめくと、単純に考えられていました。
しかし、最近の研究によると、創造的な人はネガティブ感情もポジティブ感情も、たくさんの感情が同居していると報告されています。
中略
人間は感情によって特定の思考パターンをすることが知られるようになってきています。
そのため、さまざまな感情を経験すると、物事をいろいろな角度から考察できるようになるため、結果としてクリエイティブになるのだと考えられます。
という文章があります。
いろんな感情をたくさん感じるということは、いい意味でも悪い意味でもいろいろ考えることになります。
人は一生で経験できることには限りがありますが、たくさん考えたり、物事に触れたりすることで都度深く考え、自分の価値観に照らし合わせて取捨選択する能力を養うことで、自分らしい生き方を手に入れることが上手になっていくのではないでしょうか?
感情を感じる。
感情を疑似体験する。
これらのことを当たり前のように体験できるのが、演劇です。
決まった生活パターンの中に、あえて普段では体験できない疑似体験を「役」を通して体験してみる。
児童演劇を幼いころから始めれば始めるほど、感情豊かでクリエイティブ脳を持った子供が育つのです。
日本の学校教育に演劇教育がプラスされる日を私は願って止みません。
演劇を一般のご家庭でやるのは環境的に難しい場合もあると思いますので、そんな時は絵本や小説など、子供たちが用意できやすいもので「音読」をすることで、感情の勉強が可能となります。
じぶクリでは音読教育としてドラマセラピーをご用意しています。
ご案内は不登校児向けとなっていますが、不登校でないお子さんももちろん可能です。
不登校児向けドラマセラピーカウンセリング
初回、無料体験です。
感受性を育てたい方は是非ご利用ください。
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。