こんにちは
生きづらさ解決コーチの冨永真佑(とみながまゆ)です。
感情と思考は違います。
頭ではわかっているけど、なかなか行動できない場合や、頭で考えるような思ったように行かないことはしょっちゅうあります。
変わりたいのに変われないというのも同じで、頭ではわかっているけど、心では理解できていないといったことが多いのではないでしょうか。
前回はあなたの生きづらさを解消するためには、まずその問題に執着することではなく、それは一旦手放して、潜在意識をきれいにしていくことが重要だというお話しをしました。
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前回は潜在意識のお話がメインになってしまいましたが、今日は潜在意識に大影響をもたらす、心(感情)と脳(情報処理)のことについてお話をしたいと思います。
人間が幸福を感じる時、心と脳って絶対に切り離せないんです。最後までお読みください。
目次
自分に意識を向けるということはどういうこと?
自分に意識を向けるというということは、自分の内側に意識を向けるということです。
自分の内側とはどういうことかというと、「自分の感情に気づくこと」です。
自分の感情が今どのような感情なのか?
怒り、嬉しい、楽しい、悲しみ、諦め、驚き、嫌悪、恐怖、不安など今自分がどんな風に感じているのか?を感じてみてください。
例えば、親に決め付けられる事に対して、自分はどのように感じているのか?
自分の感情に目を向けてただ感じてみてください。
あぁそんな風に決め付けられると嫌だなとか、悲しいなとか、自分はどう思うのかを感じる事です。
その自分が感じる「感情」に目を向けることが自分の心(感情)を意識する事につながります。
頭ではこう思っているけど、潜在意識で感じる感情が一致していない場合に生きづらさを感じてしまう事になります。
ですので、無意識に感じている心の声と向き合うことが自分の意識に目を向ける事につながります。
その時にして欲しいことは、感じた感情を評価しないことです。
イライラしているからダメだ!と思わずに、ただ感じるだけでいいのです。
日本教育はこれが無いからダメ!海外では一般的な「演劇教育」という科目
日本では、答えを教える教育になってしまっていて、感情に目を向けるという教育は残念ながらあまりされてきていませんでした。
しかし、欧米ではドラマや映画などをみた時にでも必ず、「あなたはどう感じているの?」「それはあなたの問題でしょ?」というようなセリフが必ずあります。
これは、欧米文化では感情を大切に扱っているからでもあるのですが、教育自体が日本とは異なるということもあります。
アメリカやイギリスを始めとする欧米諸国には「演劇教育」という科目があります。
幼い頃から、この演劇という科目を使ってコミュニケーションやチームワークなどを学びます。
近年、企業でもコミュニケーションやチームビルディングの研修が増えてきているように、日本でのコミュニケーション能力は低下の一途をたどっているように思われます。
特に若い人のコミュニケーション能力の低下が叫ばれて久しいですが、いやいや私から言わせていただくと、中高年の方々も年々コミュニケーション能力は落ちてしまっているように思います。
さて、人間は毎日いろんな事を頭を使って判断しているわけですが、それと同じくらい心でもいろんなことを感じています。
実際、人の悩みの多くは人間関係ですし、仕事が多少キツくても、自分のやりたかった事と少し違った職務だったとしても、人間関係が良好であれば、それはその仕事を続けるモチベーションに十分なりうるわけです。
逆にどんなに仕事が楽しくても人間関係がぎくしゃくした職場というのは不要なことに相当なエネルギーを使ってしまい、あなたの心や脳に無駄な負荷をかけてしまいます。
自分に意識を向けるには脳科学と心理学を豆知識程度でよいから学ぶこと
演劇教育もそうなのですが、それと同じくらい大事なのが脳科学と心理学です。
そんなにすごく専門的なことを知らなくても、ちょっと検索して興味本位程度でも十分です。
この2つを知っているのと知らないのとでは、辛い状態に陥った時の自分への対処方法が全く変わってきます。
人間は様々な情報を耳や目から感じとり、それに対して同時に感情もアップダウンします。
褒められれば嬉しいですし、叱られると嫌な気持ちになりますよね。
良い感じを常に感じていれば脳も心も健全ですが、悪い情報ばかりが溜まってくると人はどんどんと疲れていってしまいます。
そんな時、豆知識程度でもいいから多少のことを知っていると自分の今置かれている状態を客観的に見ることができます。
自分に意識を向ける。心が不快を感じたらそれは従う必要のない指示
日本の教育は子供の頃から目上の人の言うことを聞くことが正しいという、指示、命令に従う教育ですから、おのずと社会に出てもそうなってしまうんですね。
前回お伝えしたように、あなたの潜在意識にもきっと当たり前に刷り込まれていることでしょう。
上司は部下が上司の言うことを聞くのが当然だと思っていますし、部下は部下で上司の言うことを聞かなければという風にどこかで思っています。
もちろん、たくさんの社員の人たちと同じ方向に向けて力を合わせるという意味では統制を取ることは決して悪いことではありません。
ですが、日本人によくありがちなのは言葉では「はい、わかりました」と言いながら、実際心の中では「何だよって」思うようなことをたくさん日常で感じていることです。
そしてそれを言わないのが礼儀だという文化ですから、コミュニケーションなんてそもそも取れないんですね。
生きづらさを感じてしまっている人は、心の中で「なんだよ、嫌だよ。」という体験をたくさん感じた結果、人と関わることが面倒くさくなってしまっている状態です。
不快な状態にエネルギーを吸い取られてしまっているんです。
認めてもらえず否定ばかりされていたら当たり前ですが脳も心も疲れてくるのです。
上司や学校の先生や親やあなたを不快にする誰かから不快な状況に追い込まれた結果、それが脳から心に伝わり溜まりに溜まって生きづらいと感じるようになっているのです。
無理をして働きすぎると熱を出したり倒れてしまったりするのと同じように、心が疲弊してしまっているという状態は休みを取らないといけないということです。
人に会う事が面倒になってしまったり、家にこもりたくなってしまったりするというのは当然の結果なんですね。 こんな風に脳や心のことを少しでも学んで知識をつけていくと、自分が置かれている状態を少しは客観的に見ることができます。
自分に意識を向ける。休息が必要なのはカラダと同じ。潜在意識を上手に使おう
前回もお話しした通り、生きづらさを感じている状態は、不快な情報が潜在意識にどんどんどんどん溜まっていってしまっている状態ですから、まずは不快になるところから離れるというのはとても重要なことです。
好きな音楽を聴いたりスポーツをしたり漫画を読んでゲラゲラ笑ったり何でも良いので意図的に自分の好きな時間を楽しい時間をとにかく増やすのです。
「え?そんなこと」と思われるかもしれませんが、まずはそういうことをとにかく続けていくのです。
お腹が空いている時にご飯を食べないと元気がでませんよね?
疲れた時にお風呂に入ったりリラックスをした時間を持てると心がほっこりしますよね?
潜在意識に可能な限り嫌な情報をすりこまないために意図的に意図的に楽な状態を自分で作るのです。
特にお勧めなのが寝る前の時間 布団に入ってリラックスしてうとうとし始めている状態の時には潜在意識が緩み、情報が伝達しやすくなるのです。
楽しいことを考えたりヒーリングの音楽を聴いたり、何でもいいので自分がくつろげる状況をわざと作りましょう。
あなたにとって心と脳が楽な状態をいつも自分の中で作り続けるのです。
そうすると自分にとって楽な状態というのが何となく感覚でわかってきますから、その状態以下にならないように自分で注意を払っていくのです。
人間は日々いろんな状況に振り回されていきますからそれを敏感に感じ取り、外敵から自分の脳(情報処理)を微調整していくということです。
心と脳、つまり感情と情報を常に自分にとって心地の良い状態に可能な限り自分で調節し続け、不要な情報は右から左へと流してしまう。受け入れなければ、生きづらいとまで感じることは無くなっていきます。
心と身体と脳のこの3つがバランスが取れて初めバランスよく取れて初めて穏やかな日々を過ごせるようになっていきます。
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本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
1.日本の教育は欧米の教育と比べ明らかに感情に対する学びの場が少ない。心や脳の仕組みを知ることで自分が置かれている状況を客観的に理解することができるようになる。
2.病気をしたり怪我をしたりしたら体を休めるのと同じように、疲れたらとにかく脳を休めることに意識を向けよう
3.眠りの状態に入る時潜在意識は緩んでいる。うとうとタイムを上手に使うことで脳を休ませてあげる。イライラしないことが感情の安定にもつながる。
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