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心をはぐくむ演劇教育じぶんクリエーションアカデミー

傷ついた心を芸術に!変な子レッテルはむしろ勲章。自分らしい生き方を活かす演劇のススメ

  • 最終更新日:

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心をはぐくむ演劇教育 じぶんクリエーションアカデミー

冨永真佑(とみながまゆ)です。

 

私は、じぶクリとは別にもう1つファンメイクシアターというサイトを運営しています。

 

今、そちらの制作作品としてあの「ゴッホ」の生涯を15分の短編にした映像演劇を制作中です。

 

ゴッホは家庭環境がとても複雑でその影響でかなり精神を病んでいました。

 

37歳で亡くなりましたが、画家として活動したのは20代後半からのたったの10年です。

 

美術に興味が無く、ゴッホのこともほとんど知らなかった私ですが、今回、制作するにあたり、自分でも調べたりしました。

 

そしてそれとは別にアカデミー賞女優のメリルストリープさんの「傷ついた心を芸術に」という記事を見つけましたので、今日は、この2つの事柄を絡めたお話です。

 

不登校で悩み苦しんでいるお子さん、そして親御様に「傷ついた心」に縛られることなく、それを昇華できた時、その傷は誰にも負けない強みになるというお話をしたいと思います。芸術は心を癒すんです。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

生涯、周りの評価に苦しみ続けたゴッホ。絵に没頭する時、変な子レッテルは才能に変わった

フィンセント・ファン・ゴッホは今でこそその作品が億単位で購入される高い評価を得た画家で有名ですが、その生涯は決して幸せなものではありませんでした。

 

生前中に売れた絵はたったの1枚と言われています。

 

ひまわり、アルルの跳ね橋、黄色い家、夜のカフェテラスなど、今でこそ有名な絵のほとんどがなくなる2年前以降に描かれたものです。

 

 

もともとは画商で、自身が絵を描いていたわけではありません。

 

オーナーとの価値観の違いから解雇をされ、その後、聖職者になるための勉強をします。

 

が、そこでも周りとの軋轢から追い出され、自分の居場所を見つけられないという苦しみを負っています。

 

幼い頃から両親の愛を十分に受けられず、「変わり者」「お前はおかしい」と非難の声を浴び続けていたことで、精神を病んでいきました。

 

 

今、制作のための稽古中なのですが、ゴッホといえば、片耳を切ってしまったことで有名ですよね?

 

ゴッホを調べる前はその事実の背景に興味がありませんでしたが、今回お願いした脚本が素晴らしく、これを読むたび、ゴッホの生まれてきた意味を考えさせられています。

 

私も周りの評価を気にしすぎて、ちょっと精神的に病んでいたかも知れないというお話をこのサイト内でも何度となく書いています。

 

それくらい、「周りの人に与えられる影響」というのは、自分の人生を大きく左右します。

 

けれど、それはあくまで「周りの人が勝手に与えた評価」であり、本当のご本人の姿では無いということを今回の脚本を通して強く感じています。

 

 

ゴッホは本当に絵が大好きで、一人キャンバスに向かい一心不乱に絵を描いている時はとても幸せだったようです。

 

何とその作品数は1,000枚以上。

 

画家としての活動は10年ですから、1年に100枚ということは3日に1枚仕上げている計算になりますから、これはすごいスピードです。

 

そして描いた絵のほとんどが「暗い」と言われて生前は評価されませんでした。

 

ですがゴッホにとって、

 

絵を描く=彼にとっての最大の自己表現

 

だったのではないかと感じています。

 

元来の芸術家なのに、周りがそれに気が付かなかっただけだと私は思いますが、どうですか?

 

私も「演劇」という表現の中で何度も癒され、自分を肯定することが出来ました。

 

周りにも親にも変な子扱いされ、その縛りの中からなかなか抜け出せなかった私ですが、変な子レッテルは「芸術」をやる人間には返って必要不可欠なことだと自信を持てた時、そのレッテルは私の勲章となりました。

 

 

 

『普通じゃだめだよ、表現する人間は!自由自在じゃないと、それって凄いことなんじゃない?』

 

そんな風に捉えられ、そこに行きつくまで本当に長い年月を要したので、ゴッホの苦しみもとてもわかるのです。

 

マイナス要素を表現に活かす。傷ついた心を芸術に!

自己肯定感というのは幼い頃に経験した環境がかなり大きな影響を与えます。

 

一度脳内に植え付けられてしまった「周りの評価」に縛られてしまうと、そっちが本当の自分だと思い込んでしまう。

 

けれど、心は納得していないので、バランスを崩してしまう。

 

こんなからくりを私ももっと早い段階で知り、客観的に受け止められていたら、大人になってからの行動がずいぶん違っていただろうと強く感じています。

 

けれど、演劇をやることによって今は「嫌な過去を活かす」ことが出来ているなと感じているのです。

 

 

ゴッホの自己肯定感の低さは半端ではありませんでした。

 

晩年、アルコール依存症を治すために精神病院に入院します。

 

ここまで病むと、それを役として演じるには、自身に体験が無いとなかなか難しいです。

 

今、俳優さんに稽古していただいているのですが、ここはかなりの表現力が必要になります。

 

私は稽古をする時、必ず俳優さんにお伝えすることがあります。

 

「セリフを覚えることよりも、そのセリフの裏にある背景をたくさん感じてください。」

 

セリフというのは脚本に書かれている言葉なので、文字が読めれば誰でも声にはできます。

 

けれど、そのセリフに嘘があるとお客様には伝わりません。

 

俳優になりたい人はこういうことを専門の学校等で勉強するのですが、私はそういうところに行ったからといって、うまくなるとは思っていません。

 

むしろ、演技なんてやったこと無い方でも上手な方はたくさんいます。

 

その違いは

「どれだけ他人の気持ちを理解できるか?」

 

という能力の有無だけだと思っているからです。

 

 

例えば私はとても健康で、大病をしたことがありません。

 

そうすると、病気の人の役は

「なんとなくこんな感じだろう」

という予測の元でしか行えません。

 

そこに嘘が無いようにするために、体験者さんの声を拾ったりしながら、

「そういう状況になった時の感情」

をたくさん感じるようにしています。

 

 

人は普段、自分の感情が言葉になり、声になって会話が成立しています。

 

けれど、これが役になると、他人が書いた脚本の他人の人生の一部を演じるので、その人の言葉を自分の言葉と馴染ませる作業が必要になります。

 

その時に「相手に寄り添い、相手を受け止め、理解する」

という作業が必要になるんですね。

 

そこさえできれば、「感情」という軸が出来るので、その人の気持ちをセリフで代弁してあげるだけ。演技経験は関係ありません。

 

もちろん、立ち姿とか、動きとか、段取りみたいなことは経験が必要ですが、人が演劇を見て感動するのは、技術の部分ではなく、気持ちに共感できるかどうかがすべてなので、より深い人生を経験している人の方が圧倒的に有利なのです。

 

自己肯定感が低いと、「そんなこと言われても」とつい思ってしまいがちですが、心の傷をたくさん抱えている人の方が本当は評価されるべき能力をたくさん持っていると今では言えるようになりました。

 

芸術はどんな表現方法でも感情を開放し、壊れた心を癒してくれる

そんな中、こんな記事を見つけました。

 

【参考記事】

傷ついた心を芸術に:メリル・ストリープのメッセージ

 

まもなく70歳になられる今も、女優として大活躍されているメリル・ストリープさん。

 

 

なんとアカデミー賞には19回もノミネートされている大女優さんです。

 

日本では俳優はどうしてもタレント的扱いをされますが、海外ではアーティストとしての地位がとても高いので、臆することなく自分の考えをはっきりと述べますし、それがとても大きな影響力を持っています。

 

「傷ついた心を、芸術に昇華してください。」

 

という彼女のメッセージ。

 

そして、

 

結論付けると、私たちは不思議で複雑で矛盾した時を生きるように定められています。だからこそ、慰めとなる伝達経路を忘れてはいけないのです。それは、表現の形であり、自分や他人の感情とのつながりでもあるのです。

 

アートは、私たちをもっと人間らしくしてくれ、メリル・ストリープのような素晴らしい人を生み出してくれるのです。

 

とありますが、人は自分の魂に沿って表現することができると、満足と安心と生きる意味、生まれてきた意味を感じることができます。

 

否定ばかりされて、非難ばかりされて、負の感情ばかり感じていると、「自分の人生に納得できない」状態がずっと続きますから、心が壊れるのは当たり前なんですね。

 

 

作っていただいたゴッホの脚本の中にもそういった葛藤が何度も出てきます。

 

自分はこうしたい

 

でも、周りがそれはおかしいという。

 

そんな苦しみの中で37年間病み続けたわけですが、最後は

 

「だれが何と言おうと描きたい絵を描く。僕は描く。それが自分にとっての最高の幸せだから」

 

という終わり方をします。

 

俳優さんにはずいぶんとエネルギーを使わせ、現在もまだ試行錯誤をいただいています。

 

 

けれど、そのもがき、苦しみの中で生まれた言葉にウソ偽りなくゴッホの心と合致した時、芸術で癒される感動はとても奥深いものになるのです。

 

こういった経験を体験できるだけでも、演劇に対する価値観がまた大きく変わるのでは?と思っています。

 

自身の経験を誰かの人生と重なり合わせ「表現する」ことによって、同じようなことで苦しんでいる人に届けられた時、それは多くの人の癒しにつながります。

 

共感いただいた方から「ありがとう」という言葉を貰えた時、それは理屈では説明できない感動に変わり、自分の苦しみを昇華させることに繋がるのです。

 

今までマイナスだとしか思わなかった自身の体験がプラスに変わる。

 

この経験をさせてくれるのが「芸術」なのです。

 

理不尽を表現し、社会に問題提起をする。演劇は最高の表現ツール

今、日本の人口は1億2千万程度で、世界人口は76億人だそうです。

 

そんな中で、自分の人生に関わる人の生涯人数って何人だろう?と思ったのですが、どれくらいだと思いますか?

 

これは人によってかなり差が出ると思いますが、せいぜい数百人から数千人ですよね?

 

それはとてもちっぽけな世界だとは思いませんか?

 

そんな小さな世界は早く脱出して、自分の使命を見つけると、寄り道をしなくてよくなるということを芸術は教えてくれるのです。

 

それがあなたにとって絵を描くことかもしれませんし、歌を歌うことかもしれません。

 

 

そして、「演劇」は人そのものを表現することなので、役と自分が重なりあった時、自分の経験が活かせたと実感できるのです。

 

 

今はSNSのおかげで、理不尽を投稿するという行為が有利に働き、社会的支持を得ることができる時代になりました。

 

逆に言えば、今はとても恵まれた時代なのです。

 

まったく知らない人でも、その人の発言に賛同、納得すると「いいね!」がついたり、シェアされたりして、共感者を作ることが誰でも可能になりました。

 

それは自分で環境を選び、付き合う人を選ぶ選択肢がいくらでも見つけられる時代になったということ。

 

なのに、不自由を感じているのは、他ならないあなた自身だということに、ぜひ気づいて欲しいのです。

 

生まれ持った才能や魂を活かすことは当然の権利ですし、それがその人にとって一番幸せを感じる瞬間なのです。

 

それをあなたでない誰かが評価したり、進む道を決めつけたりするのはとてもおかしいことなんですね。

 

 

演劇はそういった社会問題を提起する作品もたくさんあるので、つい視野が狭くなりがちな日常生活に多くの刺激を与えてくれます。

 

声をだしたり、体を動かすことによって全身でリフレッシュを感じることができますし、同じような価値観や考えを共有できる仲間も生まれますから、本当におすすめなんです。

 

 

変な子は人には無い才能を持っている!

 

そういう励ましを貰える社会になっていれば、あなはた今、家に閉じこもって辛い思いをする必要はありませんし、そういう自身の体験が同じ思いをしている誰かの役にも立つんです。

 

それをとてもリアルに表現できるのが、「演劇」なんです。

 

ぜひ、一度体験してみてくださいね。

 

体験WSは各クラス別にご案内しています。

 

詳細はこちらをご覧ください。

 

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